カテゴリ:音楽( 7 )

評価が割れるレコード
SACDで視聴。
巧いが,よくもわるくも線が細い。

これをどうとるかで好みが別れそうだ。
最後に行きつくシベリウス
 沢山の人のシベリウスの協奏曲の演奏を聴いてきて、私は諏訪内晶子さんの演奏を最初は端正だなくらいにしか思わなかったのですが、さらに色々な人の演奏を聴いていると、結局最後には諏訪内晶子さんのシベリウスにいきつきました。端正であっさりしているようだけど奥深い演奏です。私はもう何年聴いているのだろうか。
 他の人との一番の違いは音の透明感、フィンランドの空気感を感じさせる音楽、ということでしょうか。他の人の演奏ではソロが高めにチューニングしすぎたり、華やかに歌いすぎたりで、メロディーは引き立つけれども、フィンランドの透き通った空気というよりは、なんだか亜熱帯の湿度を感じさせてしまうものが多いと思います。
 
美しい演奏、ストラデイバリウスの良さもしっかり聴かせる名盤。
諏訪内さんが弾いてなければ、この作曲家に目がいくことはなかった。
聴いてみれば、それはもうすばらしくダイナミックな曲と演奏。
さらに名器ドルフィンの諏訪内演奏デヴュー録音。
このヴァイオリンの凄さ(私は高音部のハーモニーの美しさだと思っている)をしっかりと
見せつけるような、選曲なんだと思う。
さらにリーフレットの表も裏も、とても美しい諏訪内さん。
満足できる一枚です。
シベリウス & ウォルトン: ヴァイオリン協奏曲バッグインバッグ
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by ikairon1 | 2011-07-04 21:09 | 音楽

日本におけるサティ浸透の最高の功労者
エリック・サティ(1866?1925)が現在のようにコマーシャルにまで多く用いられ、生活に浸透して行った『演奏者』としての最高の功労者はと言えば日本ではあまり評価が高いとは思われないアルド・チッコリーニだろうし、日本における最大の功労者は間違いなく高橋悠治・アキ兄妹だろう。

1980 年2月、ニューヨーク州立大学バッファロー校に付属していたセンター・オブ・ザ・クリエイティブ・アンド・パフォーミング・アーツ(創造的演奏芸術センター)のメンバーであった高橋アキは、このセンターのディレクターであった作曲家モートン・フェルドマンからそこでのリサイタルにメシアン・クセナキスの曲とともにサティの『5つのノクチュルヌ』を所望された。高橋アキは、渋谷にあったジャンジャンで足掛け3年間『エリック・サティ連続演奏会』を行っていてほとんど全曲を日本でおそらく初めて知らしめていたのだ。時にジョン・ケージが大きくエリック・サティに傾倒していて、ケージと30年来の友人であったフェルドマンがサティ*ケージ*高橋アキの3つを繋いだと考えられる。

その時兄高橋悠治はサティの音楽をより、音楽論的に作品分析を行っている。
例えば最も有名なサティの曲『ジムノペディ第3番』は、メロディーをMとし、前奏・間奏・後奏をLとして小節数を数えると次のような図式になる。
L4M9M7M7/L3M10/L2__M6M7/L5
かくて主旋律から伴奏和音が予想できず、あらゆる虚飾の剥ぎ取られた純な音が抽出され、音楽が生成されていく。

美しいサティの音楽がサロンに埋もれることなく、全曲を漏れなく今この耳に聴けると言う奇跡を起こした人、それが高橋悠治とアキだ。
サティ:ピアノ作品集(2)
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by ikairon1 | 2011-07-04 20:43 | 音楽

これも好みの問題ですが

リストの曲が良い
やはり十八番のラ・カンパネラは良い。また、葬送曲は重々しさが強烈に印象に残った。ただ、それ以外は普通かな、という感じ。特にショパンのエチュードは他の人の方がよっぽどいいです。
フジ子っぽくはある・・・。
いわゆる王道の「クラシック」からは逸れた演奏ではある。・・・がその独創性や、崇高さは、他に見ないものがある。端に「枯れた」演奏というわけではないのだが「音」として聞こえるものとしてはけして派手ではない。むしろ淡々としている。・・・が心にくる「響き」は、とても大きな、心ににじみ込んでくるような印象を与える。「音」としては、ミスタッチなども多くあり、(ライブ演奏ゆえ・・・)音感・音程に敏感な方だと、とても気になるかも知れません。・・・がヘミング独特の「響き」がカバーします。このヘミングの音楽の表現の次元の違い、高さがとてもすばらしい。とても崇高な表現だ。特にシューマンはそういう意味で、とてもすばらしい。ショパンは並みというところ。
それなりです。
多くの方々に絶賛されている方のCDです。しかし、この方の演奏に関して、何枚かCDを持っている身としては個人的に「これはすばらしい!」というのと「う~ん?」というのに分かれています。前者のほうが多いのは確かですが。好みは人それぞれなのでしょうがないので、フジ子・ヘミングさんのファンの方、怒らないで下さい。個人的にはこのCDの中では謝肉祭が一番好きです。テンポが良いし。これがあるがゆえに、このCDを手放さいといってもよいかと思いますし、人にこのCDを買うことを薦めることもできます。ショパンに関しては・・・個人的にはダン・タイ・ソン氏の演奏のほうが好きです。これも好みの問題ですが。
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by ikairon1 | 2011-07-04 18:32 | 音楽

壮絶なる終楽章

バーンスタイン(レナード)のチャイコフスキー 交響曲第6番
壮絶なる終楽章!レニーはもっと生きたかった!

たしかこの「悲愴」はバーンスタイン生涯最後の録音か、あるいは生前にリリースされた最後の国内盤かのどちらかであったと記憶している。初リリース当時、この終楽章の“尋常ならざる遅さ”に多くの手厳しい論評が集中していたが、その中で唯一といっていいほど好意的に評価されていたのが映画評論家でもあり、オーディオ評論家でもあった荻昌弘氏(TBS月曜ロードショーのプレゼンターとしてもお馴染みだった)の「レコ芸」特集記事だった。氏はこの終楽章を聴いて“ただならぬ予感”を感じ、バーンスタインの健康を案じておられた。斯く言う私もレニー晩年の異様なまでの腹の出具合を写真でみて“もしや腹水がたまっているのでは?”と心配はしていたが、よもやこのディスク購入後僅か数ヶ月でその予感や心配が現実のものになろうとは! そしてこのディスク収録当時にレニーがもし既に自らの死期を悟っていたとすれば、この終楽章の尋常ならざる遅いテンポの必然性も自ずと理解出来よう。つまり、この曲の終わりを自らの芸術人生の終焉!と位置付け、時間の流れさえもいと惜しみながら、一音たりともゆるがせにせず、切々と現世との別れの歌を謳い上げたのだ。冒頭の切ない主題を聴いて人生の黄昏を感じない人はおられまい。更に曲想が高揚すればするほど生への未練、運命への嘆きが増幅され、壮絶で血を吐くような魂の絶叫を聞かされる思いだ。そしてピアニシモで消え入る様に迎えるこの曲の終結をここまで未練がましく引き延ばした演奏が他にあるだろうか? 残念ながら「大地の歌」の再録は叶わなかったが、マーラーの第九からは“救い”や“慰め”が感じられたが、この「悲愴」からは“救い”も“慰め”も感じられず、あるのは只々“諦め”と“嘆き”のみだ。 あぁ きっとレニーはもっと生きたかったに違いない!!!・・・ 芸術家たるもの如何なる境遇に身を晒されようともけして感情に溺れてはならない!っというご意見もあろうが、レニーはレニーらしく“人間臭いレニー”として世を去って行ったのだ! この「悲愴」は必ずしも万民向けの「悲愴」としてお薦め出来る代物ではないが20世紀の後半、一時代を築き、時代を彩り、多くのファンを魅了した一人の巨匠の“最後の嘆き節!”としてじっくりと耳を傾けて頂きたい!それがレニーより多くの感動を授かったいちファンとしての切なる願いであります。 合掌

おすすめ

価格も安く名演奏が聴けるので初心者の方は迷わず勧められる

いくらなんでも遅すぎる

シベリウスの2番のテンポについては、遅さがプラスになっているものの、
この「悲愴」は実は初めて聴いてみたんですが、ニューヨークフィルの面々が
名誉指揮者だから仕方ない弾いてやろうという感じです。
いくらなんでも超遅い。他には無いというユニークな演奏ではありますが、
やはり、11分程度で音を磨いて欲しかったというのが感想です。
カラヤンのいくつかの演奏を支持している私には拷問です。


チャイコフスキー:交響曲第6番
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by ikairon1 | 2011-05-13 12:11 | 音楽

音楽を超えた恍惚境へと

ヴァント(ギュンター)のブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」
いやあ何だか…普通過ぎて、ベルリンフィルってこの程度じゃないやろ?録音が悪いからかな?

ウ゛ァントらしい真っ直ぐに鋭くブルックナーの本質を突く明晰なる解釈に基づく、無駄な贅肉を一切そぎ落とした美しく引き締まったストイックな演奏…を期待してたんです。最初に買ったこのチクルスの五番は「何なんだ、この異常な緊張感とスケールのでかさは」と絶句する様な名演で期待したんだけどなあー…まず金管のアンサンブルが量感はあるけれどダラーっとした表情の無い燃焼度の低い演奏…弦は薄く存在感が希薄でしょうね、チェロ、コントラバスの元気の無さは素人でも解るんじゃないかな。合奏能力の低下は(この曲の解釈は別問題として)七十年録音のカラヤン指揮のEMI盤を聴くと唖然…昨今のベルリンフィルの不評は一人ラトルの責任じゃないよね。録音も悪い!上記のカラヤン盤が(会場は違うが)三十年以上前の録音なのに豊潤で分離も良い。同じ会場で録音されたポリーニ&アバドのブラームスやベートーベンほど酷くはないがモヤーっとしてフォーカスの甘い絞まらない音です。とは言え…聴きやすく無難な演奏なんで…今までブルックナーを聴いた事が無い人には入門盤として奨めるのは良いかなと…腐ってもウ゛ァント、ベルリンフィルですから。

さすがヴァント&ベルリンフィルです

定評あるヴァント、ベルリンフィルのコンビによる一連のブルックナーシリーズですが、今般は4番です。
手堅いのですが、スコアを深く読むことで定評あるヴァントの指揮は、ブルックナーの4番についても、ブルックナーのスコアから、重厚な箇所は重厚に、美しい旋律は美しく、極めてシンプルに、しかし、忠実に、オケに指示しています。そして銘器ベルリンフィルも、その指揮に応え、非常に聞き応えのある音を鳴らしてくれています。
こういう重厚にして、美しい音楽を聞くと、クラシック音楽を聴いていて、本当に良かったなあと思わせてくれます。録音が新しいせいもあり、音質が良いのも特記すべきです。ブルックナーファンであれば、一聴に値するアルバムだと思います。

出色の出来

ヴァントのブルックナーは4、7、9番を持っていますが、中でも4番の出来栄えは出色と言えるでしょう。演奏、録音ともにブルックナーの世界を遺憾なく映し出しています。
それにしてもブルックナーというのは不思議な音楽家ですね。初めて聴いたときは退屈で眠たくなるだけでしたが、後から少しずつ利いてくる。美しい旋律がここかしこにちりばめられていることに驚かされる。それを見つけたときの喜び。そして人は次第にブルックナーの音楽のとりこになってしまう。
音楽を超えた恍惚境へといざなってくれる名盤だと思います。

ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
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by ikairon1 | 2011-05-11 01:20 | 音楽
ドビュッシーのコモンズ スコラ ヴォリューム
充実の内容

既にある親切なレビューで内容、選曲についてすべて言い尽してます。詳しくそちらを参考にして頂きたい。教授が最も影響を受けた音楽家ですので、『バッハ』『ジャズ』を価格面で購入を控えた教授ファンにもおすすめ出来る巻だと思います。『バッハ』は膨大な作品数からの選曲で、『ジャズ』は60年代初期までで1巻のみの割当てでは不満の残る内容でしたが、『ドビュッシー』はそれに比べると(短命ということもありますが…)1巻で充実の内容です。クラシック初心者の私にはドビュッシーの代表作品が年代順にバランスよく選曲されているのは有難かったです。音楽全集は恐らく日本初となる企画で私は鼎談と原典解説を読ながらじっくり聴きこむのはお金にかえられない満足があります。三島由紀夫はかつて文学全集について、「文学全集が与える意義というのは、自分はある権威あるいは反権威に追従して、その権威あるいは反権威に参加するというよろこびであっただろう」と語っています。スコラの門徒になるのもこの時代いいと思います。

ドビュッシーの音楽は現代につながる

 バッハ、ジャズに続いて第3巻はドビュッシー。「スコラ」のコンセプトとしては三巻中ではベストの出来です。坂本龍一が「人生でもっとも影響を受けた音楽家」というドビュッシー。
 選曲が興味深い以上に、浅田彰や小沼純一と日本の作曲家や映画などに飛ぶ解説的対話が面白いし、坂本が『海』は第2楽章が素晴らしいけれども第3楽章で、普通に盛り上げてしまって手抜きしたんじゃないかと意見しているあたりも、楽しいです。
 ドビュッシー自身のピアノ演奏も聞けます。「テンポが揺らぎ、ほとんどフリー・ミュージック」(坂本の発言)。小沼純一は「ドビュッシーにはゴシック趣味もありますね。ポーの『アッシャー家の崩壊』をなんとか作品化しようとして、結局未完に終ってしまったりとか、それはちょっと面白いところだと思います」と発言。つい最近(2009年9月24日)、青柳いづみこさんが『アッシャー家の崩壊』を公演しましたね。
 ドビュッシーは印象派という枠組みに入らない現代音楽家だったんだなと感じました。
 オペラDVDではブーレーズの『ペレアスとメリザンド』の歌手がイギリス人ばかりで、なぜフランス人ではないのか不思議でしたが、「スコラ」でドビュッシーの「イギリス好き」に触れており、ブーレーズも意識的に配役をイギリス人にしたというのを読んで納得。
 スコラ第4巻はラヴェルだそうです。スコラではラヴェルは擬古典主義という評価ですが、擬古典主義は映画音楽に流れ込み、映画音楽の分野で華開いたと思います。トーキーが1927年の発明ですから、ラヴェルは映画音楽も書いています。ドビュッシーはトーキー以前に亡くなってしまったので、当然映画音楽はありませんが、存命だったらきっと関心を示したでしょう。ミッシェル・シオンは「ドビュッシーの音楽が影響を与えたのは、ホラー映画においてである」と言っているそうです(「スコラ」の断章より)。

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by ikairon1 | 2011-05-10 20:38 | 音楽
モーツァルトの最新・健康 音楽療法
古い録音を何とか売ろうとする魂胆見え見え!

モーツァルトの音楽は全て聴こうとすると、膨大になる。つい最近、2つに分かれていた楽譜が発見されたニュースまである位ですから、まだまだ埋もれている曲が有るでしょう。ところで、どうして最近のメーカーさんは、中途半端なコンピレーションを出すのでしょうか。クラシック好きは少ない事は解りますが、このような、中途半端な選曲(抜粋版が多い事)、シモン・ゴールドベルグのような、クセのある演奏を加えるのでしょうか?「うらんかな」という魂胆が見え見えで、クラシックファンを増やそうとする姿勢が感じられないのが残念な事と、「何とかに良くなる」という、霊感商法的なタイトルは止めるべきです。誇大広告で訴えられますよ!

普通にアルバムとして聴いても。

私は今までモーツァルトの代表的な曲しか
聴いてこなかったのですが
この曲には割りと聴いたことのない曲が
入っておりますので聴いていて新鮮です。

また、「脳神経系疾患の予防」効果があるのか
どうかは本当には分かりませんが
聴いていて心身ともにリフレッシュする気が
するので、聴いていて害のあるものでは
ないと思います。

曲もすてきなものばかりだと思います。

効果がある・ないにかかわらず普通にアルバムとして聴いても
いいのではないかと思います。
それでいて「脳神経系疾患の予防」になれば一石二鳥ですし。

ただ、値段の割には収録曲数が少なく
感じました。



モーツァルトは大好きです

私は、ストレスによるめまいで悩んでおり、週に1、2度めまい止めの注射を受けています。先週このCDを知ってすぐに購入しました。モーツァルトは高校生の頃から大好きだったのに、どうしてここ数年モーツァルトを聴こうって気が付かなかったんだろう!という思いでした。
しかしCDが届いてからよくテキストを読んでみると、聴くのは1回30分程度にして1日2、3度までにした方が良いと書いてあり、そうしないと脳が疲労してしまうそうです。(モーツァルトの音楽は脳を刺激するので)それを読んでこのルール通りに聴こうと思って2、3日続けてみたのですが、すこし気分的に疲れてしまいました。それなら30分のCDにして欲しかった。それに、耳鳴り等で悩んでいる人は、まず最初の2曲だけを聴いてくださいとか、挑戦、喜び、など聴く段階のステージが分けてあってそれが、ちょっと押し付けがましく感じてしまい、聴くのがおっくうになってしまいました。予防目的にはいいかもしれませんが私の様に本当に自律神経等で悩んでいる人には、結構面倒なCDなのではないかと思います。
私は、モーツァルト療法シリーズの方が押し付けがましくなくルールもなく、リラックスして聴けてホッとします。

最新・健康 モーツァルト 音楽療法 ~ 脳神経系疾患の予防 ~
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by ikairon1 | 2011-05-09 17:21 | 音楽